インディアンジュエリーのバングルは、シルバーだけの細身のものから、ターコイズを使った存在感のあるもの、スタンプワークがびっしり入ったものまでかなり幅があります。
見た目だけで選ぶのも楽しいのですが、通販ではもう一つ重要なのが「誰が作ったものなのか」と「自分の手首に合うのか」。
特に初めて作家物を買うなら、次の3点から絞ると探しやすくなります。
- 普段使いしやすさを重視するなら、細身・石なしのバングル
- 1本で存在感を出したいなら、幅広やターコイズなど石付き
- 作家物として選ぶなら、作家名・部族・素材・サイズ表記まで確認する
この記事では、インディアンジュエリーのバングルを選ぶポイントと、現在通販で確認できるナバホ作家の作品を紹介します。
インディアンジュエリーのバングル、まず何を基準に選ぶ?
最初から作家名を何十人も覚える必要はありません。
まずは「細いか太いか」「石があるか」「銀そのものの模様を楽しみたいか」の3つを見ると、自分が欲しい方向がかなり見えてきます。
細身のスタンプワークは普段使いしやすい
初めての1本なら、細身のシルバーバングルは比較的取り入れやすいタイプです。
シャツやTシャツにも合わせやすく、腕時計や別のバングルとの重ね付けもしやすい。スタンプワークが入ったものなら、細くてもインディアンジュエリーらしい手仕事が見えます。
シンプルだからこそ、模様の細かさや余白、銀の厚みなど作家ごとの差が出るところでもあります。
幅広・重厚なバングルは1本で存在感が出る
幅の広いバングルは、腕に着けたときの印象がかなり変わります。
シルバーをたっぷり使ったもの、複数の模様を打ち込んだもの、立体的な造形のものなど種類も豊富。
そのぶん重量やフィット感の影響も大きくなるので、写真だけでなく幅・厚み・内周・開口部まで確認して選びたいところです。
ターコイズなど石付きは石そのものも選ぶポイント
ターコイズなどを使ったバングルは、シルバーだけの作品とは違った華やかさがあります。
同じ青系のターコイズでも色、模様、大きさはさまざま。石が大きくなるほど見た目の存在感も強くなります。
ただし、石付きならサイズ調整のためにバングルを何度も大きく曲げるような使い方は避けたいところ。通販では最初から自分に近いサイズを選ぶ方が扱いやすいでしょう。
ナバホジュエリーの技法やターコイズについては、ナバホ族のインディアンジュエリーの特徴でも詳しく紹介しています。
「インディアンジュエリー」とネイティブ風バングルは同じではない
通販で「インディアンジュエリー バングル」と検索すると、部族所属の作家による作品だけでなく、ネイティブテイストの国内ブランドや量産アクセサリーも一緒に表示されます。
デザインとしてネイティブテイストを楽しむなら、それ自体が悪いわけではありません。
ただ、ナバホやホピなどの作家作品が欲しい場合は区別して探す必要があります。
米国のIndian Arts and Crafts Act(IACA)では、インディアンや特定部族の作品であるかのように偽って工芸品を販売することが禁止されています。
そのため、作家物として探すなら、
- 作家名
- 所属する部族
- 素材
- 商品の実寸
- 販売店による作品説明
まで見ておきたいところです。
「STERLING」の刻印がある、ターコイズが付いている、といった一つの条件だけで本物と判断するものでもありません。
インディアンジュエリーそのものの定義や見分け方は、インディアンジュエリーとは?種類・特徴と本物の見分け方で整理しています。
バングルの価格は何で変わる?
インディアンジュエリーのバングルは、似たような大きさにに見えても価格差があります。
単純に「高いほど良い」「安いから偽物」とは考えない方がいいでしょう。
価格を見るときは、主に次の条件を比べます。
| 見るところ | 価格差につながる要素 |
|---|---|
| 作家 | 作家ごとの制作量、評価、作品の希少性など |
| 金属 | シルバーの量、ゴールドなど異素材の使用 |
| 石 | ターコイズなどの種類、大きさ、品質 |
| サイズ | 幅、厚み、重量 |
| 技法 | スタンプ、キャスト、インレイなど作品ごとの作り |
| 状態 | 新品、中古、ヴィンテージ、修理歴など |
特に注意したいのが、価格だけを横並びにしないことです。
細身のシルバーバングルと、大きなターコイズを使った幅広バングルでは、そもそもの条件が違います。
気になる作品が高いのか安いのか判断したいときは、同じ作家や近い素材・サイズのものを比較する方が現実的。
予算ごとの目安はインディアンジュエリーが高い理由と価格の見方でもまとめています。
ナバホ作家のバングルをタイプ別に紹介
現在、日本の通販から確認できる作家物にもかなり違いがあります。
今回は、作家・部族の情報を確認でき、デザインの方向性も異なる3人を選びました。
| 作家 | 今回確認したタイプ | 向いている人 |
|---|---|---|
| Rita Dawes | 9フラワーのバングル | 装飾のある華やかなデザインが好き |
| Wylie Secatero | 銅×シルバーのスタンプワーク | 異素材と手仕事の表情を楽しみたい |
| King Pino | シルバー×14KGF | シルバーにゴールドのアクセントが欲しい |
※価格や在庫は変動するため、購入時点の販売ページで確認してください。
Rita Dawes(リタ・ドーズ)
Rita Dawesはナバホ/ディネのシルバースミスとして記録されている作家です。
今回通販で確認できたのは、花のようなモチーフを並べた「9フラワー」のバングル。
細い一本線だけのバングルとはかなり印象が違い、腕元に装飾性が欲しい人の候補になります。
インディアンジュエリーは無骨なものばかりと思っている人なら、こういった作品を見ると選択肢の広さが分かりやすいはず。
商品は在庫状況が変わるため、気になる場合は現在販売されている個体とサイズを確認してみてください。
→ Rita Dawesの9フラワーバングルの価格・在庫を確認する
Wylie Secatero(ワイリー・セカテロ)
シルバー一色とは違うものを探すなら、Wylie Secateroも面白い選択肢です。
ナバホのジュエリーアーティストで、今回確認したバングルは銅とシルバーを組み合わせ、スタンプワークを施した作品。
銅の色が加わるため、シルバーだけのバングルとは腕に着けたときの表情が変わります。
ゴールドほど華やかにしたくないけれど、単色のシルバーでは少し物足りない。異素材と手仕事の表情を楽しみたい人向けです。
→ Wylie Secateroのバングルの価格・在庫を確認する
King Pino(キング・ピノ)
King Pinoの今回の候補は、シルバーと14KGFを組み合わせた細身のバングルです。
14KGFは14Kそのものではなく、金の層を使用したゴールドフィルド。「14K」と「14KGF」は同じものではありません。
シルバーをベースにゴールド色が入るので、石を使わず少し華やかさを足したい人には合わせやすいタイプです。
幅広のターコイズバングルほど主張を強くせず、シャツや時計と一緒に使いたい人にも候補にしやすいでしょう。
→ King Pinoのシルバー×14KGFバングルの価格・在庫を確認する
バングルはサイズ選びで失敗しやすい
リングと違い、バングルには号数がない商品も多くあります。
そこで確認したいのが、手首周り・バングルの内周・開口部です。
バングルは手首の内側からゆっくり着ける
バングルは手のひら側から無理に通すのではなく、手首の内側にあるやわらかい部分から開口部を入れて着けます。
片方の端を手首の内側に軽く押し当て、そこを軸にするようにバングルをゆっくり回すと装着しやすくなります。入ったら、そのまま着けたい位置までずらせばOKです。
このとき、着けるたびにバングルを大きく広げる必要はありません。毎回強く曲げて着脱すると、変形や破損につながる可能性があります。
開口部が狭くてどうしても入らない場合は、力任せに広げるのではなくサイズを見直した方が無難です。
また、「メンズ」「レディース」という表記だけで選ぶより、自分の手首周りと、商品の内周・開口部の実寸を基準に選ぶ方が失敗を減らせます。
内周だけでなく開口部まで見る
通販の商品説明で「内周○cm」と書かれていても、開口部を含むのか含まないのかは販売店によって表記方法が異なります。
まず、自分がバングルを着けたい位置の手首周りを測っておきます。
そのうえで、
バングル本体の内側の長さ + 開口部
が自分の手首周りに近いかを見ると、サイズを比較しやすくなります。
ただし、これはあくまで目安。バングルの厚みや形、好みのフィット感でも変わるため、販売店が独自のサイズガイドを出している場合はそちらを優先してください。
無理なサイズ調整を前提に選ばない
オープンタイプなので多少調整できるバングルもありますが、毎回大きく開いて着ける使い方は避けたいところです。
特に石付きや細かな装飾のある作品ならなおさら。
「届いたら曲げればいい」と考えるより、最初から手首に近い寸法の作品を選ぶ方が無難です。
ナバホ・ホピ・ズニ、バングルならどう選ぶ?
部族だけでデザインを完全に分類することはできませんが、最初に作品を探す入口として違いを知っておくと便利です。
| 部族・プエブロ | よく知られる表現 | バングルを見るときのポイント |
|---|---|---|
| ナバホ/ディネ | スタンプ、ターコイズ、キャストなど幅広い | 作家ごとの銀細工や石使い |
| ホピ | オーバーレイで広く知られる | 銀色の部分と奥まった背景のコントラスト |
| ズニ | インレイ、ニードルポイント、クラスターなど | 細かく加工された石や貝の配置 |
シルバーそのものの表情やスタンプワークが好きならナバホ、銀の図柄を楽しみたいならホピ、細かな色石の表現に惹かれるならズニ、と探し始めるのも一つの方法です。
ただし「ナバホなら必ずスタンプ」「ホピならすべてオーバーレイ」という意味ではありません。最後は部族名だけでなく、作家と実際の作品を見て選びます。
それぞれの違いをもう少し見たい場合は、ナバホ族、ホピ族、ズニ族の記事も参考にしてみてください。
通販でバングルを買う前に確認しておきたいこと
気に入った作品が見つかったら、購入ボタンを押す前に商品説明を一度確認します。
作家物なら特に見ておきたいのはこのあたり。
- 作家名と部族が書かれているか
- シルバーなど素材の説明があるか
- 内周と開口部の寸法が分かるか
- 幅や厚み、できれば重量まで確認できるか
- 石付きなら石について説明されているか
- サイズ調整が可能か
- 返品・交換条件はどうなっているか
Amazonや楽天市場では、「インディアンジュエリー」で検索しても部族作家の作品以外が混ざります。
検索結果のタイトルだけで決めず、商品ページを開いて作家名や素材まで確認してから選ぶ方がいいでしょう。
インディアンジュエリーのバングルまとめ
最初の1本を選ぶなら、人気作家を片っ端から覚えるよりも、「自分がどんなバングルを着けたいか」から決めた方が早いです。
普段から使うなら細身のスタンプワーク。1本で主役にするなら幅広や石付き。シルバー以外の色も欲しければ、銅やゴールドを組み合わせた作品もあります。
そして作家物を買うなら、最後に見るのは値段だけではありません。
作家・部族・素材・サイズがきちんと分かり、自分が実際に着けたいと思える一本か。
そこまで確認できれば、通販でも候補はかなり絞れます。
