REDMANとゴローズを見比べて、「フェザーの形が似ている」「REDMANはゴローズのパクリなのでは?」と感じた人もいるでしょう。
結論からいうと、REDMANはゴローズの支店や系列、弟子ブランドではありません。
REDMANの石橋征道氏とゴローズの高橋吾郎氏は、ネイティブアメリカン文化に惹かれた同時代の作り手です。石橋氏は高橋氏と情報交換をしていたと語っていますが、公式情報では師弟関係やブランド間の提携は確認できません。
デザインには共通するモチーフがある一方、ブランドの成り立ち、作品の方向性、購入方法はかなり違います。
この記事では、REDMANとゴローズの違いを、歴史・デザイン・価格・店舗・中古市場まで比較します。
REDMANとゴローズの違いを一覧で比較
最初に主な違いを整理すると、次のようになります。
| 比較項目 | REDMAN | ゴローズ |
|---|---|---|
| 作り手 | 石橋征道氏 | 高橋吾郎氏 |
| ブランドの背景 | カイオワ族との交流を背景に持つ | ラコタ族との交流を背景に持つ |
| インディアンネーム | REDMAN | Yellow Eagle |
| コンセプト | お守りとしてのパワージュエリー | 高橋吾郎氏の精神を受け継ぐ作品 |
| 代表的なモチーフ | フェザー、イーグル、ターコイズ、サンダーバード、クロスなど | フェザー、イーグル、メタル、コンチョなど |
| 購入方法 | 公式通販、神宮前・大阪の直営店舗 | 原宿のゴローズ店舗のみ |
| 価格の確認 | 公式通販で確認できる | 公式サイトでは商品価格を掲載していない |
| 入店方法 | 営業時間内に来店 | 条件確認と整理番号の抽選が必要になる場合がある |
| 中古購入 | リユース店や通販でも流通 | 公式は店外購入品の真贋を保証していない |
| 向く人 | 予算を確認しながら選びたい人 | 店舗で購入する体験まで含めて楽しみたい人 |
手に入れやすさを重視するならREDMAN、原宿の店舗とブランド独自の文化に魅力を感じるならゴローズが候補になります。
どちらが上というより、作品を選びたいのか、ブランドの購入体験まで求めるのかという違いです。
REDMANはゴローズのパクリなのか
フェザーやイーグルは、ゴローズだけが使用しているモチーフではありません。
鳥の羽や動物、自然を表したデザインは、ネイティブアメリカンの装身具や、それに影響を受けたジュエリーで広く使われています。
そのため、フェザーを使っているという理由だけで、REDMANをゴローズのコピーと判断するのは正確ではありません。
ただし、ゴローズ公式サイトは、ゴローズの商品形状や商標を他社へ使用許諾していないと案内しています。
つまり、次の2つは分けて考える必要があります。
- フェザーやイーグルなど、文化的に広く使われるモチーフ
- ゴローズ独自の商品形状、ロゴ、商標を模倣した商品
REDMANには石橋征道氏自身の経歴と、カイオワ族との交流を背景にしたブランドストーリーがあります。ゴローズの公式関連ブランドではありませんが、単にゴローズの人気に乗って作られた無名ブランドとも異なります。
石橋征道氏はゴローズの弟子ではない
ネット上では、ゴローズに影響を受けたブランドや作り手について「弟子」「一番弟子」といった表現が使われることがあります。
しかし、REDMANの石橋征道氏について、ゴローズの公式な弟子だったという情報は確認できません。
石橋氏は1936年生まれ、高橋吾郎氏は1939年生まれです。
石橋氏はPOPEYE Webのインタビューで、高橋氏について、自分より年下ながら格好いい存在だったことや、パーティーなどで情報交換をしていたことを語っています。
関係性としては、師匠と弟子よりも、同じ時代にネイティブアメリカン文化を追いかけていた作り手同士と考えるほうが自然です。
REDMANとゴローズの歴史の違い
両者の違いを理解するには、それぞれの作り手がどのようにネイティブアメリカン文化と出会ったのかを見る必要があります。
REDMAN・石橋征道氏の歩み
REDMANを手がける石橋征道氏は、1936年に東京で生まれました。
公式プロフィールによると、画家を志しながらクラシックバレエの舞台美術や衣装を担当し、自身もダンサーとして舞台に立っていた人物です。
舞台用の小道具を作るなかで、独学で彫金技術を身につけました。
1950年代の渡米をきっかけにネイティブアメリカンとの交流が始まり、オクラホマのカイオワ族から「REDMAN」というインディアンネームを授かったと説明されています。
現在のREDMANは、自然、動物、植物、ターコイズなどを作品へ取り入れ、「お守りとしてのパワージュエリー」を掲げています。
ゴローズ・高橋吾郎氏の歩み
ゴローズ公式サイトによると、高橋吾郎氏は1956年に東京・駒込でレザークラフトのゴローズを始めました。
1960年代にはカービングを施したバッグやベルトを制作し、その後、金属パーツやシルバーアクセサリーへと作品を広げています。
1972年には表参道に店舗を開設しました。
高橋氏はアメリカを繰り返し訪れ、サウスダコタ州のラコタ族との交流を深め、「Yellow Eagle」の名を授かったとされています。
この名前と結びついたイーグルやフェザーが、ゴローズを象徴する作品になりました。
ゴローズの歴史や作品を写真で詳しく見たい人へ
ゴローズ公式サイトだけでは、過去の作品やカスタム例までは詳しく確認できません。
歴史、フェザーやイーグルの種類、ネックレスの組み方を写真で見たい人には、公式サイトでも関連書籍として紹介されている『goro’s BIBLE』が参考になります。
ネット上の断片的な情報を追うより、作品写真をまとめて確認したい人に向く一冊です。
REDMANとゴローズのデザインはどう違う?
どちらもフェザーやイーグルを扱いますが、現在の商品展開とカスタム方法には違いがあります。
REDMANはモチーフと素材の種類が多い
REDMAN公式通販では、次のようなモチーフやカテゴリーが確認できます。
- フェザー
- イーグル、ヤングイーグル
- フェザーヘッド
- クロス
- サンダーバード
- ホワイトバッファロー
- ターコイズ、コーラル
- リング、バングル
- チェーン、革紐、ビーズ
シルバーのフェザーだけでなく、ターコイズやK18パーツ、革紐、アンティークビーズなどを組み合わせたネックレスも豊富です。
完成したセットが公式通販に掲載されているため、組み合わせ方が分からない人でも完成形を確認しながら選べます。
ゴローズはイーグルとフェザーの象徴性が強い
ゴローズでは、イーグル、フェザー、メタル、コンチョなどが代表的な作品として知られています。
特にイーグルは、高橋吾郎氏が授かった「Yellow Eagle」という名前とも深く結びついたモチーフです。
同じフェザーでも、向きやサイズ、金属パーツとの組み合わせによって印象が変わります。
ただし、ゴローズは公式オンラインショップを運営していません。現行商品の詳細や購入できる組み合わせは、原宿の店舗で確認するのが基本です。
見た目だけでは判断しにくい
フェザーの幅、彫り、厚みなどは商品ごとに異なります。
「REDMANは必ず太い」「ゴローズは必ず細い」のように、ブランド全体を単純に分けるのは難しいところです。
写真だけで決めず、REDMANは公式通販の商品寸法、ゴローズは公式資料や店舗で実物を確認するのが確実です。
REDMANの評判やネックレスの選び方は、以下の記事でも詳しく整理しています。

REDMANとゴローズの価格を比較
価格の比較では、公式価格と中古価格を混同しないことが重要です。
REDMANは公式通販で価格を確認できる
REDMANは公式通販で現在の販売価格を確認できます。
2026年8月に確認した商品例は次のとおりです。
| REDMANの商品例 | 価格の目安 |
|---|---|
| 小型のシルバーチャーム | 1万円台から |
| フェザーと鹿革紐のセット | 4万~7万円前後 |
| ターコイズ付きフェザー | 7万~16万円前後 |
| チェーンを含むカスタム | 10万~30万円以上 |
| K18や大型モチーフを多く使った商品 | 数十万円以上になる場合もある |
素材や組み合わせによって価格差は大きいものの、買う前に総額を計算できるのがREDMANの利点です。
ゴローズの現行価格は公式サイトで比較できない
ゴローズ公式サイトには、現行商品の価格一覧が掲載されていません。
また、公式サイトでは、原材料価格の高騰により2026年から価格を改定したと案内しています。
古いブログや中古店の記事に掲載された価格が、現在も同じとは限りません。そのため「フェザーは現在いくら」と、非公式情報だけで断定するのは避けたほうがよいでしょう。
ゴローズの正規商品を定価で購入できるのは原宿の店舗だけです。
ネット上で販売されている価格は、中古店や個人が設定した市場価格であり、ゴローズの公式価格ではありません。
中古相場ではゴローズのほうが高額になりやすい
中古市場では、ゴローズの人気商品に高額な価格が付くことがあります。
ただし、中古価格が高いからといって、公式が価値や真贋を認めているわけではありません。
ゴローズ公式は、店舗外で購入された商品をゴローズの商品として認めておらず、原則として真贋鑑定も行わないと説明しています。
中古価格を比較するときは、次の点を確認してください。
- 公式価格と中古販売価格を混同していないか
- 販売店がどのような基準で真贋を確認しているか
- 返品や返金の条件が明記されているか
- 修理、研磨、変形などの履歴が分かるか
- 実寸と重量が掲載されているか
※楽天市場などで販売されているゴローズは中古品です。ゴローズ公式による真贋保証がある商品ではありません。
REDMANとゴローズは買い方が大きく違う
デザイン以上に違うのが、購入までの手順です。
REDMANは公式通販と直営店舗で買える
REDMANには公式通販があり、価格、素材、サイズ、在庫を確認しながら購入できます。
直営店舗は神宮前と大阪にあります。
REDMAN.JiNGUMAE
- 住所:東京都渋谷区神宮前3-20-1
- 営業時間:11:00~19:00
REDMAN.OSAKA
- 住所:大阪府大阪市西区南堀江1-21-6
- 営業時間:12:00~19:00
営業時間や休業日は変更される可能性があります。来店前に公式サイトや公式Instagramを確認してください。
ゴローズは原宿の店舗でのみ正規購入できる
ゴローズ公式サイトでは、正規商品を購入できる場所は原宿・表参道の1店舗だけと案内しています。
支店、卸売店、公式取扱店、弟子が運営する公認店舗はないとも明記されています。
公式通販もありません。
店舗が受け入れられる人数を超える場合は、整理番号を決める抽選が行われます。
公式スケジュールでは、抽選参加に必要な持ち物や、その日に参加できる人の条件が案内されています。条件は月や日によって変わるため、過去の体験記事だけを見て並びに行くのは避けましょう。
ゴローズへ行く前に確認すること
2026年8月時点の公式案内では、抽選は午前11時から行われ、参加条件が設定される場合があります。
国内居住者には、顔写真付きの指定身分証と現住所を確認できる書類が求められています。また、入店は原則として月1回までと案内されています。
必要書類や対象地域などは変更される可能性があるため、実際に行く日の公式スケジュールを必ず確認してください。
中古店のコラムやSNSに書かれた古い並び方よりも、ゴローズ公式の情報を優先しましょう。
REDMANとゴローズはどちらを選ぶべき?
選び方は比較的シンプルです。
REDMANが向いている人
- 公式通販で価格を確認してから買いたい
- 地方からでも正規品を購入したい
- 店員に相談しながらカスタムを決めたい
- ターコイズや立体的なモチーフも選びたい
- 一度に完成させず、少しずつ買い足したい
- 行列や抽選に時間を使いたくない
特に、購入へ時間をかけすぎたくない人にはREDMANが現実的です。
公式通販で価格と在庫を確認できるため、交通費や抽選結果まで含めて考える必要がありません。
ゴローズが向いている人
- 高橋吾郎氏の作品とブランドの歴史に強く惹かれている
- 原宿の店舗で購入すること自体に価値を感じる
- 抽選や入店条件を確認して足を運べる
- フェザーやイーグルを少しずつ集めたい
- 中古ではなく公式店舗から購入したい
「フェザーネックレスが欲しい」というだけなら、ゴローズに限定する必要はありません。
一方で、「ゴローズの店舗で選んだ作品が欲しい」のであれば、REDMANを代用品として買っても気持ちは満たされにくいでしょう。
迷ったら買い方から決める
デザインだけで決められない場合は、次の基準で考えてみてください。
- すぐに正規品を買いたい:REDMAN
- 現物を相談しながら選びたい:REDMAN
- 原宿へ何度か足を運べる:ゴローズ
- 購入体験と希少性も重視したい:ゴローズ
- 中古の真贋リスクを避けたい:両方とも公式ルート
- 予算を先に確定したい:REDMAN
ゴローズへの憧れが強いのに、買いやすさだけでREDMANを選ぶのはおすすめしません。
逆に、フェザーのデザインが好きなだけなら、時間と交通費をかけてゴローズにこだわる必要もありません。
REDMANとゴローズに関するよくある質問
REDMANはゴローズのパクリですか?
フェザーやイーグルという共通モチーフだけを理由に、REDMANをゴローズのパクリと断定することはできません。
REDMANには石橋征道氏とカイオワ族との交流を背景にした独自の歴史があります。ただし、REDMANはゴローズから公認された系列ブランドでもありません。
石橋征道氏は高橋吾郎氏の弟子ですか?
公式に弟子だったことを示す情報は確認できません。
石橋氏本人のインタビューでは、高橋氏とパーティーなどで情報交換をしていたことが語られています。同時代に活動した作り手同士と捉えるのが妥当です。
REDMANはオンラインで購入できますか?
REDMAN公式通販で購入できます。
フェザーなどのパーツだけでなく、チェーンや革紐まで組み合わせたスタンダードセットも販売されています。
ゴローズはオンラインで購入できますか?
ゴローズ公式のオンラインショップはありません。
正規商品を購入できるのは原宿の店舗だけです。通販や中古店で販売されている商品について、ゴローズ公式は真贋を保証していません。
REDMANとゴローズはどちらが安いですか?
現在の公式価格を単純に比較することはできません。
REDMANは公式通販で価格を確認できますが、ゴローズは公式サイトで商品価格を公開していないためです。
中古価格については、人気商品の希少性などからゴローズのほうが高額になるケースが見られます。ただし、中古価格は公式価格ではありません。
REDMANとゴローズの違いまとめ
REDMANとゴローズは、フェザーやイーグルという共通点を持ちながら、別々の歴史を歩んできたブランドです。
要点をまとめます。
- REDMANはゴローズの支店、系列、弟子ブランドではない
- 石橋征道氏と高橋吾郎氏は情報交換をしていた同時代の作り手
- REDMANはカイオワ族、ゴローズはラコタ族との交流を背景に持つ
- REDMANは公式通販、神宮前、大阪の店舗で購入できる
- ゴローズの正規商品は原宿の店舗でのみ購入できる
- REDMANは事前に公式価格と在庫を確認できる
- ゴローズは入店条件と抽選スケジュールの確認が必要
- ゴローズ公式は、店舗外で購入した商品の真贋を保証していない
- 買いやすさならREDMAN、店舗での購入体験まで求めるならゴローズが向いている
「有名だから」「中古価格が高いから」だけで決めると、買ったあとに違和感が残ります。
REDMANは公式通販で実際の商品と価格を確認し、ゴローズは公式サイトで入店条件を読んだうえで、自分がどちらの買い方に納得できるか考えてみてください。
